セキセイインコのおなかに腫瘍が見つかりました

こんばんは。

かなり久しぶりの更新です。

 

まずはじめに。

5月1日にジャンガリアンハムスターの美夕が息を引き取りました。

2歳2ヶ月でした。

やんちゃな美夕がいなくなって空っぽなケージが寂しいです・・・。

今までありがとう。うちに来てくれてありがとう。

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今回は私が飼育しているセキセイインコ、オリーブについて書こうと思います。

 

オリーブは元々実家で母がお世話していた子で現在3歳のセキセイインコのオスです。

 

ブログ読んでくださってる方はご存知だと思いますが昨年11月に母が事故で亡くなりました。ですので実家で世話を出来る人がいなくなり父が誰かに譲るといい始めたので昨年12月に私の家に連れてきました。

 

うちに来た頃は特に異変もなく元気だったのですが12月の終わり頃に蝋膜の色が茶色に変化し始めました。

そのときは元気もありましたし、環境の変化や温度の変化による一時的なものかなあと思い病院には連れて行きませんでした。

 

(12月半ば うちにきてすぐの頃↓)

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(12月終わり頃 明らかに蝋膜の色が変化しているのがわかります↓)

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ですが蝋膜の色は一向に治らず3月になってやっと病院に連れて行きました。

今になって何でもっと早くつれて行かなかったんだろうと後悔しています・・・。

 

普段ハムスター達がお世話になっている近所の動物病院に連れていき、蝋膜の色が茶色のままでよくならないことを説明しました。そして精巣腫瘍ではないかと心配と伝えました。

しかし蝋膜の色が変化しただけで精巣腫瘍になっているとは言えないし可能性はかなり低いといわれました。

またその病院は小さい病院だったので詳しい診断は出来ないし、もし精巣腫瘍でも治療の方法がわからないと言われました。

 

検査できないのであれば仕方ないと思い特に何の検査もせずに帰りました。

その時、蝋膜の変化だけなら精巣腫瘍の可能性が低いと言われ少し安心してしまった私が馬鹿でした。

 

 

 

その一週間後くらいでした。

オリーブのお尻辺りが少し膨らんでいることに気がつきました。

この時にやっと蝋膜の変化だけじゃないと確信しました。遅すぎますよね・・・。

 

そして家から一番近くて鳥をしっかり診てくれそうな病院に電話してからすぐに病院に向かいました。

病院では触診とレントゲンを撮ってくれました。

レントゲンにはしっかりと異物が写っていました。

腫瘍だろうけどなんの腫瘍までかは断定できないと言われ、完治させるには手術しかない、でもかなりのリスクが伴うと説明されました。

 

その時オリーブはまだ元気で食欲もあったので私は薬で進行を遅らせる方法を選びました。

 

 

初診から約1カ月が経ちましたが、オリーブの体調は芳しくありません。

薬は毎日朝晩2回与えていますが、腫瘍は大きくなっています。

腫瘍が邪魔してウンチがお尻についてしまうことがあるみたいで、薬を与える時にお尻のウンチもきれいにとってあげてます。

 

昨日朝のお薬をあげてケージに戻してあげたらご飯には目もくれず自分でケージから出てきて遊びたそうにこっちを見てくるんです・・・。

ですがでてきたオリーブは足に力が入らないみたいで、私の指につかまる指も弱弱しく、少しの振動でもバランスを崩していました。歩くときも何度もこけそうになっていました。

こんなことは考えたくないですが、オリーブはもう長くは生きられないのではないかと・・・そんな思いが何度も頭をよぎりました。

 

 

たぶん次に病院に行った時に食欲も元気もないと言ったら、手術を勧められると思います。

ですがセキセイインコの手術はかなりの高リスクで成功率も低く、手術中に亡くなることもあると聞きます。

その手術が成功すれば、オリーブには今後の長い人生が開けます。でも失敗すればただオリーブに辛い思いをさせただけになってしまいます。

 

まだ手術について言われるかはわかりませんが、ここ最近ずっと手術を受けさせるべきか考えていました。

そして私が出した結論は「手術を受けさせない」です。

 

今でも多少の葛藤はありますが、手術しますか?といわれたときには断るつもりでいます。

 

私がこの結論に至った理由は大きくは2つあります。

まず1つ目は手術中や病院で、知らない人、知らない場所で怖がりながら苦しみながら息を引き取って欲しくないからです。

私がオリーブに好かれているかはわかりませんが、今のオリーブにとっては私の家が一番落ち着く場所であり安心して過ごせる場所だと思っています。だからお家で静かに穏やかに最期を迎えさせてあげたいと考えています。

手術が失敗すると決まっているわけではないですが、最悪の事態になったとき私は悔やんでも悔やみきれません。手術なんて受けさせなければよかったと一生思うはずです。

 

2つ目は長生きだけが幸せとは思わないからです。

もちろん長生きして天寿を全うできればそれ以上のことはないかもしれませんが、全く誰にも愛されない長生きより、たくさんの愛を注いでもらった短命のほうが幸せだと私は考えます。

オリーブは母に大切にお世話してもらって愛してもらっていました。そして私もオリーブを愛してます。毎日2時間は放鳥して遊んであげるようにしています。

オリーブに幸せですか?なんて聞くことは出来ませんが少なくとも私はオリーブが楽しい毎日を過ごせるように努めています。

またオリーブには今、朝晩2回の投薬で辛い思いをさせています。だからこれ以上辛いことはさせたくないんです。オリーブはもう十分に頑張っているんです。

 

 

この理由、考え方は全部人間、飼い主のエゴかも知れません。

でもそんなこと言ってたら全部否定しか出来なくなってします。

ペットの気持ちを変わりに考えて汲み取ってあげるのが飼い主の使命だと私は考えています。きっと飼い主のペットを想う気持ちは伝わっていると信じています。

 

 

今後オリーブの体調がどう変化するかはわかりませんが、最期の最期まで全力でかわいがってあげます。

オリーブがここの家に来てよかった、この人が飼い主でよかったって思ってくれるように。

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セキセイインコを飼っている皆さん。

蝋膜の色がおかしいなと少しでも感じたらすぐに病院に連れていってあげてください。

その子達の命は全て飼い主さんにかかっています。早期発見、早期治療が命を延ばしてくれます。私のように後悔する方が減りますように・・・。

 

 

 

最後に。

オリーブの治療で悩んでいたときに声をかけてくださった方、本当にありがとうございました。おかげで決心することが出来ました。感謝します。

誠に勝手ながら多少言葉をお借りしました。

 

 

2019.5.18 のま