早すぎる別れを受け入れられない
皆さんこんばんは。
お久しぶりです。
最近冬なのにやけに暖かいですね^^
皆さん、体調にはお気をつけください。
今回は誰かに話すような内容ではなくてただの私の本音を書き記すだけになると思いますのでそれでもよい方は最後までご覧ください。
※人によっては思い出したくないことを掘り起こすような内容になっている可能性があります。ご注意ください。
11月の半ば、私の母が亡くなりました。
仕事帰りに横断歩道を渡っているときに車にはねられたんです。
その日いつもならまだ仕事帰りの時間に母のケータイから一本の電話が入っていました。
少し嫌な予感がしました。
そのとき私の実家の最寄り駅で事故があったとネットに書いている方がいらっしゃいました。
私はたぶん偶然だなと思いスマホを閉じました。
その2時間後父から電話があり、母が事故にあい病院に搬送されたと言われました。
病院に運ばれたときすでに母の意識はなく自発呼吸も出来ない状態だったそうです。
私は隣県に住んでいたので母に会ったのは次の日の昼ごろでした。
その時の母はベッドで横たわりたくさんの器具がつながれていました。
いつも私を支えてくれた強い母の姿はそこにはありませんでした。
いくら話しかけても反応はなく点滴で顔はパンパンに腫れてまるで別人でした。
医者にはもう回復の見込みはありませんと言われていました。
たとえ様態が安定しても今以上の回復はないと。
信じられませんでした。
前日には電話でくだらない話をして笑っていた母が次の日にはもう話すことすら出来なくなるなんて・・・悪い夢なら今すぐ覚めてと何度も思いました。
私はずっと奇跡を信じました。
いきなり目を覚ましていつものように馬鹿な話を出来るって。
このままなんてありえない、実家に帰ればまたいつものように母が迎えてくれるって。
母はまじめな人でした。
何でもまじめに取り組んで手抜きなんてしなくて、私たち子供のこともいつも心配してくれました。
金銭的に困ってるときはお金を振り込んでくれたし、体調が悪いときには私の家に来てくれたし、一緒に馬鹿なこと言って大笑いしたり、とにかく何でもしてくれる母でした。
私が進学できたのも母のおかげでした。
だから、こんなにまじめに生きてる母がこんなところで死ぬわけがないって、きっと神様が助けてくれるって思い続けたんです。
でも神様は非情でした。
もしかしたら神様なんて居なかったのかも知れません。
事故から一週間後母は一度も目を覚ますことなく息を引き取りました。
最期、苦しまなかったことが唯一良かったことかもしれません。
私はその時自分の家に帰っており立ち会うことは出来ませんでした。
葬儀場で触れた母はもう冷たくなっていました。
お葬式が終わってもう二週間が過ぎました。
あの日から何度も母を思い涙を流しました。
ですが母は帰ってこないしメールも来ないしLINEも来ません。
毎日のようにきてたちょっとお茶目なLINEは事故の日の朝を境に来なくなりました。
私を心配してかかってきていた電話も事故の前日を最後にかかってこなくなりました。
当たり前のことだと思うかも知れません。
でもそれが信じられないのです。
もちろん母はまだ生きているなんて言いません。
実家に帰ればおかえりーっていって迎えてくれて、私の大好きなメニューを作ってくれる母も
実家で朝遅くまで寝ていたらたたき起こしてくれる母も
私の飼ってるペットたちの画像をみてブサイク~~ってふざける母も
もうどこにも居ないなんて・・・全部夢だと思いたいんです。
私はいろんな人に強く振舞ってきました。
これは私の乗り越えなきゃいけない試練だから・・・と。
だから受け入れて強く生きているふりもしていたんです。
でも実際はふとした瞬間に母のことを思い、涙目になったり。
毎日毎日何をしても生きている心地なんてしなくて、
何で母は死なないといけなかったんだと答えの出ない問いを自分にしてみたり。
あの日電話でもかけていたら事故は回避できたのにとくだらないことを考えてみたり。
そんな何の意味もない毎日を過ごしているんです。
私はたぶん信じられないのではなくて信じたくないのです。
受け入れられないのではなくて受け入れたくないのだと思います。
事故なので多額の賠償金が出ると思います。
でも私はそんなものより母の命を返して欲しいです。
たとえ1億くれようと1兆くれようといりません。
いくらお金がざくざくあっても私の心は満たされません。
私が欲しいのはただ1つの命だけです。
私には1つ夢がありました。
それは家族全員でまた旅行に行くことでした。
幼い頃はよく家族旅行に行きました。
ですが私が中学になってからは行っていませんでした。
だからまた家族全員で楽しく旅行に行きたかったのです。
またみんなで笑いあって、見たことない景色をみて、同じ気持ちを共有したかったのですが、ただ1つの一瞬の出来事で絶対叶わない夢になりました。
50代だった母にもまだまだたくさん夢がありました。
いつも私にこんなことがしたいなぁと話してくれていました。
その夢も全て一瞬で砕け散りました。
ただ少し注意してくれていれば防げた事故でした。
たった一人の死が多くの人の夢と希望を奪っていきます。
そしてその傷は一生癒えない深いものになります。
ですからこれだけは言わせてください。
車も自転車も運転するときはどんな状況でもしっかり回りに注意してください。
一瞬の気のゆるみがあなたと相手の人生を狂わせてしまいます。
私が言いたいことはこれだけです。
こんなまとまりのない文章を最後まで読んでくれた方ありがとうございます。
では今回はこのあたりで終わります。
2018.12.05 のま